本と虫2007年09月24日 02時25分46秒

 文章塾の本が届いた。



 うおー。
 本だ。
 本当に本だ。
 帯がついている。
 カバーもついている。
 字が書いてある(当たり前だ)

 娘には「かーちゃんの文章もあるけど、他に会った事のある人の文章もあるよ」と言ってみた。
 ぱらっとめくったところにちょうど木の目さんの文章があって、娘が「おー」と一言。

 旦那にも言ってみた。
 翌日。

 旦那「あの本、読んだよ」
 ぎん「あ、そう」
 旦那「……」
 ぎん「……」
 旦那「本作るのって大変なんやろー?」
 ぎん「まあ、ちょうど一年くらいかかってるし」
 旦那「ふーん」
 ぎん「でも私は金も暇も出してないけど」
 旦那「……」
 ぎん「……」

 案の定、私の文章に対する感想は一言もなかった。
 うはははは。


 で、
 一緒に何かが写っているのにお気づきだろうか。


<さすがにこれはヴァッキーじゃなくても嫌いな人が多いと思うが>

 本が届いたのと同じ日、旦那がまた虫を拾ってきた。
 この芋虫はスズメガの一種で「セスジスズメ」の幼虫。食草はブドウ科(ツタやヤブガラシ等)もしくはイモ科、時々マツヨイグサにもついている。この時期に幼虫でいる個体は土に潜って繭の状態で冬を越し、5月くらいに羽化する。
 何故詳しいかと言うと、実は数年前にやっぱり旦那が拾ってきて、育てて羽化までさせた事があるのだった。

 学校から帰ってきた娘が大喜びで名前をつけるが、旦那は数年前の事をすっかり忘れているらしく、食草がわからない。旦那が適当に持ってきた葉は口に合わないらしく、そのうちに葉も萎れ、幼虫は餌を探してわさわさ歩き回る。

 翌日、旦那がギブアップを宣言。
 近くの草むらに逃がしたらしい。
 娘はがっかりしていたらしい。
 私もちょっと残念かなあ。

 スズメガの幼虫の特徴は、お尻にあるピンと上に立った一本のトゲ。幼虫が歩く度にそのトゲはひょこひょこと前後に振れて、非常に可愛い。
 若干見た目がキモいけど、毒のある種類でもなくトゲ一本以外は毛も生えていないので、見かけたら歩かせて喜んで下さい。
 成虫も飛行機みたいでかっこいいよ。ま、主観だけど。