06. チャイナ・カフェ ― 2009年08月17日 23時00分01秒
ケイスケと会うのは高校以来だ。取引先の新しい担当者が高校の同級生だなんて、確率で言えば奇跡に近いだろう。会社にほど近いカフェに入り、ランチを頼んでおれは目の前の水を飲み干した。店内に漂う中国茶の香りがはしゃぎすぎたおれを少し落ち着かせる。
ケイスケは汗を拭いながら肩で息をしていた。でっぷりとした腹が窮屈そうに椅子に収まる。
「大丈夫か?」
「何が?」
「あ……いや」
特に仲がいいわけじゃ無かった。それでもこんな大きな街で昔の知人に会うことが嬉しい。おれは気を取り直して話しかけた。
「いつからこっちに?」
「ああ、大学がね。それからそのまま」
「帰らないの?」
「いずれね」
「ふうん」
会ってからずっと、ケイスケはおれのことを尋ねない。
「テツヤとか今も聴いてる?」
「いいや」
「……そう」
間が持たなくなっておれはトイレに立った。ケイスケもおれに会って驚いたり喜んだりしていたように見えたけれど、そもそもおれが思い出すまであいつは気付きもしなかった。ため息をつくと不意に現実感が薄れる。
前にもこんな、あれは夢、だったのかそれ、とも。
……馬鹿かおれは、こんなところで。頬を叩き首を振っておれはトイレに歩いた。通路横の席で若いカップルがいちゃついている。四人掛けのテーブルの片側にわざわざ横並びになって、何かを見ている。小さな液晶画面でテレビか動画かそんなものを眺めているらしい。顔を寄せて頬を付けて時々耳に口を寄せて笑い合う様子は年寄りなら顔をしかめるかもしれないが、おれが見る限りそれは微笑ましいものでしかない。
「悪いだなんてこれっぽっちも」
不意に若い男の声が耳に入った。振り向いてよくよく見ると小さな液晶画面に男がふたり映って何やら喋っている。Tシャツにジーンズ、白い歯の男たちが笑い合いながら今日観戦したサッカーの話でもしている、そんな雰囲気だ。不意に携帯が震えた。
『今夜会える?』
マユミからのメールだ。駄目だ、今日は早く帰るって約束した、守らないとまた。通路に立ってメールを打ち始めたおれの耳に映像の男の声が途切れながら届く。
「……解放してあげたんだ。この……からね」
「ほんの……苦しめば天国へ行ける……」
知らず知らずのうちにおれはその声に耳をすましていた。
「奴らは感謝してるさ、僕たちに殺されたことを」
突然背筋がぞっと凍った。画面に映る男たちと聞こえた言葉がうまく一致しない。でも今、はっきりと、じゃあそれを笑顔で見ているこのカップルは。世界が反転したような感覚に囚われた。さっきまで微笑ましかったカップルが不気味なものに姿を変える。カップルだけじゃない、ここに居る、全ての。息が止まりそうになりおれはトイレに駆け込んだ。鏡の中には青ざめてひどい顔をしたおれが居る。
しっかりしろ。ただの聞き違いだ。
目を閉じ気分を落ち着かせておれはトイレを出た。と、待っていたかのようにおれの前に誰かが立った。中学生か、高校生か、黒髪をまっすぐ伸ばした少女の肌は透けてしまいそうなくらいに白い。
「何か?」
「あなた、メロンが嫌いでしょう?」
現実がガラガラと崩れ落ちてゆく。
「どうした? 長かったな」
トイレから戻ると既にランチが来ていた。ケイスケは先に食べ始めている。話の糸口を探しながらおれは席に付いた。確かケイスケと同じクラスだったのは一年のとき。じゃあ二年は、そして……。
「あれ?」
おれの素頓狂な声にケイスケが顔を上げた。
「おれ、高校二年のとき、何やってたんだっけ?」
ケイスケは知らん、と無造作に言い捨てて俯いた。
「……ま、昔のことだからな」
言い繕うように発せられたケイスケの言葉に疑問を差し挟む余裕はまだ、おれには無かった。
ケイスケは汗を拭いながら肩で息をしていた。でっぷりとした腹が窮屈そうに椅子に収まる。
「大丈夫か?」
「何が?」
「あ……いや」
特に仲がいいわけじゃ無かった。それでもこんな大きな街で昔の知人に会うことが嬉しい。おれは気を取り直して話しかけた。
「いつからこっちに?」
「ああ、大学がね。それからそのまま」
「帰らないの?」
「いずれね」
「ふうん」
会ってからずっと、ケイスケはおれのことを尋ねない。
「テツヤとか今も聴いてる?」
「いいや」
「……そう」
間が持たなくなっておれはトイレに立った。ケイスケもおれに会って驚いたり喜んだりしていたように見えたけれど、そもそもおれが思い出すまであいつは気付きもしなかった。ため息をつくと不意に現実感が薄れる。
前にもこんな、あれは夢、だったのかそれ、とも。
……馬鹿かおれは、こんなところで。頬を叩き首を振っておれはトイレに歩いた。通路横の席で若いカップルがいちゃついている。四人掛けのテーブルの片側にわざわざ横並びになって、何かを見ている。小さな液晶画面でテレビか動画かそんなものを眺めているらしい。顔を寄せて頬を付けて時々耳に口を寄せて笑い合う様子は年寄りなら顔をしかめるかもしれないが、おれが見る限りそれは微笑ましいものでしかない。
「悪いだなんてこれっぽっちも」
不意に若い男の声が耳に入った。振り向いてよくよく見ると小さな液晶画面に男がふたり映って何やら喋っている。Tシャツにジーンズ、白い歯の男たちが笑い合いながら今日観戦したサッカーの話でもしている、そんな雰囲気だ。不意に携帯が震えた。
『今夜会える?』
マユミからのメールだ。駄目だ、今日は早く帰るって約束した、守らないとまた。通路に立ってメールを打ち始めたおれの耳に映像の男の声が途切れながら届く。
「……解放してあげたんだ。この……からね」
「ほんの……苦しめば天国へ行ける……」
知らず知らずのうちにおれはその声に耳をすましていた。
「奴らは感謝してるさ、僕たちに殺されたことを」
突然背筋がぞっと凍った。画面に映る男たちと聞こえた言葉がうまく一致しない。でも今、はっきりと、じゃあそれを笑顔で見ているこのカップルは。世界が反転したような感覚に囚われた。さっきまで微笑ましかったカップルが不気味なものに姿を変える。カップルだけじゃない、ここに居る、全ての。息が止まりそうになりおれはトイレに駆け込んだ。鏡の中には青ざめてひどい顔をしたおれが居る。
しっかりしろ。ただの聞き違いだ。
目を閉じ気分を落ち着かせておれはトイレを出た。と、待っていたかのようにおれの前に誰かが立った。中学生か、高校生か、黒髪をまっすぐ伸ばした少女の肌は透けてしまいそうなくらいに白い。
「何か?」
「あなた、メロンが嫌いでしょう?」
現実がガラガラと崩れ落ちてゆく。
「どうした? 長かったな」
トイレから戻ると既にランチが来ていた。ケイスケは先に食べ始めている。話の糸口を探しながらおれは席に付いた。確かケイスケと同じクラスだったのは一年のとき。じゃあ二年は、そして……。
「あれ?」
おれの素頓狂な声にケイスケが顔を上げた。
「おれ、高校二年のとき、何やってたんだっけ?」
ケイスケは知らん、と無造作に言い捨てて俯いた。
「……ま、昔のことだからな」
言い繕うように発せられたケイスケの言葉に疑問を差し挟む余裕はまだ、おれには無かった。
コメント
_ ヴァッキーノ ― 2009年08月22日 13時01分06秒
_ おっちー ― 2009年08月23日 14時48分57秒
なんか文章読んでるというよりも、お洒落なジャズとかの音楽を聴いてるみたいな感覚でした。
スルスルと頭の中を通り抜けていく。夢のように。
残ったのは少しけだるく生ぬるい身体感覚。
このシリーズは一貫して得られるイメージが同じですね。
でもこうなにか、確固たる形として一本筋の通るものがあると、読み易くなる気がするのですが。
読者のわがままでしょうか。わがままですね。
ではでは。
スルスルと頭の中を通り抜けていく。夢のように。
残ったのは少しけだるく生ぬるい身体感覚。
このシリーズは一貫して得られるイメージが同じですね。
でもこうなにか、確固たる形として一本筋の通るものがあると、読み易くなる気がするのですが。
読者のわがままでしょうか。わがままですね。
ではでは。
_ ぎんなん ― 2009年08月24日 20時07分28秒
ヴァッキー、
いや、単に関連付けが弱いんだと思う。顔が覚えられるんなら名前も画像で覚えちゃえばいいのかも。マグショットみたいなイメージで(笑)
私は数字が覚えられない。数学も駄目だったが歴史の年号がからっきし。だからどうした。どうもしない。
おっちーさん、
私の中では筋は通ってたりするんですが、今のところものすっごくわかりづらい構成になってます。だから
> 確固たる形として一本筋の通るものが
という意見はただひたすら申し訳ないです。
全体像がわかりづらいので各章を独立させても成り立つくらいのクオリティにする必要もあるんですが、力が足りておりません。
3つの物語が同時進行で進んでますので、そんな風にゆるゆる読んでいただけると幸いです。2ヶ月に1回くらい読んでいただければ(汗)
いや、単に関連付けが弱いんだと思う。顔が覚えられるんなら名前も画像で覚えちゃえばいいのかも。マグショットみたいなイメージで(笑)
私は数字が覚えられない。数学も駄目だったが歴史の年号がからっきし。だからどうした。どうもしない。
おっちーさん、
私の中では筋は通ってたりするんですが、今のところものすっごくわかりづらい構成になってます。だから
> 確固たる形として一本筋の通るものが
という意見はただひたすら申し訳ないです。
全体像がわかりづらいので各章を独立させても成り立つくらいのクオリティにする必要もあるんですが、力が足りておりません。
3つの物語が同時進行で進んでますので、そんな風にゆるゆる読んでいただけると幸いです。2ヶ月に1回くらい読んでいただければ(汗)
_ おさか ― 2009年08月25日 11時11分01秒
自分が生きている場所と別のところで
同時進行している何かの怖さって
昔「ソフィーの選択」で読んで感心したことがある
俺が呑気に仕事や遊びにあけくれて、取るに足りない日常の些細ごとに頭を悩ましていたころ
ソフィーは自分の子のどちらを生かすか、という選択をせまられていた
それが時間軸的に同時に起こっていた、ということがどうしても
想像しづらくて、
みたいなふうに書いてたかな
そういうのとちょっと違うけど
現実が崩れる感じ、というのもわかる気がする
こういうシュールな構成と進み方
大好きですよ
どんどんやっちゃってください♪
同時進行している何かの怖さって
昔「ソフィーの選択」で読んで感心したことがある
俺が呑気に仕事や遊びにあけくれて、取るに足りない日常の些細ごとに頭を悩ましていたころ
ソフィーは自分の子のどちらを生かすか、という選択をせまられていた
それが時間軸的に同時に起こっていた、ということがどうしても
想像しづらくて、
みたいなふうに書いてたかな
そういうのとちょっと違うけど
現実が崩れる感じ、というのもわかる気がする
こういうシュールな構成と進み方
大好きですよ
どんどんやっちゃってください♪
_ ぎんなん ― 2009年08月25日 20時54分52秒
おさかさん、
世界は同時進行してるんですもんねぇ。今この瞬間に東京では、アメリカでは、南アフリカでは。
でも追いかけられるのはせいぜい自分の周辺にあることだけ。
> 大好き
ありがとうございましゅー。
まだまだだらだらと続くので、生暖かく見守ってくださると嬉しいです。
世界は同時進行してるんですもんねぇ。今この瞬間に東京では、アメリカでは、南アフリカでは。
でも追いかけられるのはせいぜい自分の周辺にあることだけ。
> 大好き
ありがとうございましゅー。
まだまだだらだらと続くので、生暖かく見守ってくださると嬉しいです。
_ 儚い預言者 ― 2009年08月26日 20時12分25秒
平行現実への飛翔とは、多次元の世界ではなくて、一なる魂から幾多を照らす物理次元での焦点の移動でしょうか。
ひとつの焦点がボケるとき、別の焦点へと人はいつも希求するような、ないような。
そこには、違いがあるがほとんど同じという世界。ということは、この平行世界の存在とは、選択するごとにあるということ。それは数えられない無限という有限を脱した世界を垣間見させる。
ひとつの焦点がボケるとき、別の焦点へと人はいつも希求するような、ないような。
そこには、違いがあるがほとんど同じという世界。ということは、この平行世界の存在とは、選択するごとにあるということ。それは数えられない無限という有限を脱した世界を垣間見させる。
_ ろくこ ― 2009年08月27日 11時40分51秒
挑戦的な文章でいいと思った
わからないものはわからないんだ、普通に生きていても
きれいにまとめることなんてないんじゃないか?
とか思ったり、最近、しております
乱暴なものいいでごめんなさい
可能性、っていうのかなぁ
わからないものはわからないんだ、普通に生きていても
きれいにまとめることなんてないんじゃないか?
とか思ったり、最近、しております
乱暴なものいいでごめんなさい
可能性、っていうのかなぁ
_ ぎんなん ― 2009年08月27日 19時00分42秒
しばらく仕事でわたわたしています。忙しいわけでも無いんだけど、わたわた。
預言者さま、
平行世界はあれですね、パラレルワールドですね。選択肢があり何かを選んだとして、選ばなかったほうを選んだ世界がパラレルワールドとして存在し、だからパラレルワールドは選択肢の数だけ無限に存在すると言う説を聞いたことがありますが、そういうことでしょうか。
ええと、妙にこの物語の核心を突いている気も。あんまり言及すると自爆しそうなので曖昧なところで踊ってごまかします(笑)
ろくこさん、
私なんかは生きているとわからないことだらけなんですが、「わからない」ことが許せない人って時々居る気がします。
「この絵のこの部分はつまりどういう意味?」
「その劇のラストシーンはどういう意味? 結局言いたかったことって何なの?」
わからないからいいんじゃないの、と、以前柄本明が言っていたような。
とはいえ、この話は極度にまとめ損ねているのでどうしようもないのですが。可能性、なかったらごめんなさーい。
預言者さま、
平行世界はあれですね、パラレルワールドですね。選択肢があり何かを選んだとして、選ばなかったほうを選んだ世界がパラレルワールドとして存在し、だからパラレルワールドは選択肢の数だけ無限に存在すると言う説を聞いたことがありますが、そういうことでしょうか。
ええと、妙にこの物語の核心を突いている気も。あんまり言及すると自爆しそうなので曖昧なところで踊ってごまかします(笑)
ろくこさん、
私なんかは生きているとわからないことだらけなんですが、「わからない」ことが許せない人って時々居る気がします。
「この絵のこの部分はつまりどういう意味?」
「その劇のラストシーンはどういう意味? 結局言いたかったことって何なの?」
わからないからいいんじゃないの、と、以前柄本明が言っていたような。
とはいえ、この話は極度にまとめ損ねているのでどうしようもないのですが。可能性、なかったらごめんなさーい。
_ 儚い預言者 ― 2009年08月31日 16時21分13秒
可笑しなもので、あそこにはあなたとかわたしとか、こことかそことかという代名詞を付けられない。特定はできるけれど、変化する。変化しなければ特定できないという、摩訶不思議な世界です。
かなり事情が違うようなので、説明も何か影絵を掴むような感じ。
でも通信手段は分かっている。それは愛です。
もし怖れなく、幼子のように、逆に幼子を慈しむようにすれば、確実に答えが返ってきます。なぜなら、元々いつも愛が無辺に歌っているのですから。
かなり事情が違うようなので、説明も何か影絵を掴むような感じ。
でも通信手段は分かっている。それは愛です。
もし怖れなく、幼子のように、逆に幼子を慈しむようにすれば、確実に答えが返ってきます。なぜなら、元々いつも愛が無辺に歌っているのですから。
_ ぎんなん ― 2009年09月02日 19時47分28秒
預言者さま、
選択肢ごとに増えていく世界もひとつの世界ですが、別の話も聞いたことがあるんですよ。
物理法則、化学反応、それらは「同じ条件であれば必ず同じ結果を返す」ものです。それと同じように、選択肢はいくつもあるように見えるのだけれど、同じ状況、同じ時間で同じ人間は必ず同じ選択肢を選び、他の選択肢を選ぶことは実はありえない。人間だって物質で出来ているのだから法則があるのですよ、という話。
私はこちらの話も結構好きです。
選択肢ごとに増えていく世界もひとつの世界ですが、別の話も聞いたことがあるんですよ。
物理法則、化学反応、それらは「同じ条件であれば必ず同じ結果を返す」ものです。それと同じように、選択肢はいくつもあるように見えるのだけれど、同じ状況、同じ時間で同じ人間は必ず同じ選択肢を選び、他の選択肢を選ぶことは実はありえない。人間だって物質で出来ているのだから法則があるのですよ、という話。
私はこちらの話も結構好きです。
_ 儚い預言者 ― 2009年09月03日 19時54分19秒
全くその通りです。こちょこちょ。
だから条件を一つ変えるとどうなるかというSFが面白いのですね。
拡散と収斂はいつも確率ではなく、運命の糸を操る神の業?。
どうしてもというか、もっと穏やかに、なぜかこっちが好みみたいな瞬間が、最高の光悦であるかもしれない。神を見る。それは私みたいな。こちょこちょ。
だから条件を一つ変えるとどうなるかというSFが面白いのですね。
拡散と収斂はいつも確率ではなく、運命の糸を操る神の業?。
どうしてもというか、もっと穏やかに、なぜかこっちが好みみたいな瞬間が、最高の光悦であるかもしれない。神を見る。それは私みたいな。こちょこちょ。
_ ぎんなん ― 2009年09月04日 01時50分40秒
預言者さま、
なるほど。法則は神なのですねぇ。私なんかは「法則があるんなら公式を割り出してくれー」とか思っちゃうのです。
でも人間は物質として複雑だから再現が難しいのでしょうね。ACGT4つの物質のみで出来た遺伝子。そこから作られた人間の複雑さ。
ああ、そうか、精神分析学ってそういう学問だったんだなあ、きっと。
なるほど。法則は神なのですねぇ。私なんかは「法則があるんなら公式を割り出してくれー」とか思っちゃうのです。
でも人間は物質として複雑だから再現が難しいのでしょうね。ACGT4つの物質のみで出来た遺伝子。そこから作られた人間の複雑さ。
ああ、そうか、精神分析学ってそういう学問だったんだなあ、きっと。
_ 儚い預言者 ― 2009年09月05日 03時03分53秒
不可能性を追求するのが人間の性かもしれません。宇宙は親切。どんなことも叶えてくれていますから。そういう意味では自由な存在です。
不可能はない。というか余りに自由なので、ただの支点がほしいのが、段々と制限と不足の世界を築いていったというのが、私の幻想です。
あなたと神の間には何もありません。ただあなたがそう想うのでそう現実化させている訳です。そこには奇跡も魔術もない。
解釈するという喜びは、創造する喜びに呼応して、果てしなく続くいのちの鼓動でしょう。それは宇宙という神の喜びの内に。言葉を変えれば、あなたという神の内に。
不可能はない。というか余りに自由なので、ただの支点がほしいのが、段々と制限と不足の世界を築いていったというのが、私の幻想です。
あなたと神の間には何もありません。ただあなたがそう想うのでそう現実化させている訳です。そこには奇跡も魔術もない。
解釈するという喜びは、創造する喜びに呼応して、果てしなく続くいのちの鼓動でしょう。それは宇宙という神の喜びの内に。言葉を変えれば、あなたという神の内に。
_ ぎんなん ― 2009年09月05日 15時55分52秒
預言者さま、
> 宇宙は親切
なんだか笑いました。
でも「どんなことも叶える」世界は「どんなことも叶えられない」世界と限りなく等しくなりませんか。どんなことも叶うなら、「叶う」という概念がなくなってしまうような。
制限があるから、「叶わない」があるから「叶う」がある。制限の世界とは、概念を意識化に置くためのものかもしれません。
話は全然変わりますが、笙野頼子さんってご存知ですか?
たまたまネットで笙野頼子さんの本について書かれた書評を(本そのものではなく書評を笑)読んだのですが、なんだか預言者さまを思い出したもので。
> 宇宙は親切
なんだか笑いました。
でも「どんなことも叶える」世界は「どんなことも叶えられない」世界と限りなく等しくなりませんか。どんなことも叶うなら、「叶う」という概念がなくなってしまうような。
制限があるから、「叶わない」があるから「叶う」がある。制限の世界とは、概念を意識化に置くためのものかもしれません。
話は全然変わりますが、笙野頼子さんってご存知ですか?
たまたまネットで笙野頼子さんの本について書かれた書評を(本そのものではなく書評を笑)読んだのですが、なんだか預言者さまを思い出したもので。
_ 儚い預言者 ― 2009年09月06日 18時47分04秒
あっひーーー、こちょこちょこちょこちょ・・・・・
参りました、いつも私が主張している(と思っている)ことを、あなたから還ってきた。これこそ神の証明ではないか。なんちゃって。こちょこちょ。
美しい旋律が夜を渡る。意味の宇宙でリアリティーが囁く。幻も真実も現実も一つの祈りだろう。
私はどこか違うという感覚は、真実であろうが、それは神の子としての責任放棄でもある。
歌おう美しい夢を、奏でよういのちの歌を。
参りました、いつも私が主張している(と思っている)ことを、あなたから還ってきた。これこそ神の証明ではないか。なんちゃって。こちょこちょ。
美しい旋律が夜を渡る。意味の宇宙でリアリティーが囁く。幻も真実も現実も一つの祈りだろう。
私はどこか違うという感覚は、真実であろうが、それは神の子としての責任放棄でもある。
歌おう美しい夢を、奏でよういのちの歌を。
_ ぎんなん ― 2009年09月07日 11時58分57秒
預言者さま、
> 私はどこか違うという感覚
なるほど。何も違わないのですね。私は預言者さまで預言者さまは私。
私はまさに「どこか違う」という感覚に取り付かれているところがあって、時々困ることがあります。そうですね。同じなのですね。こちょこちょ。
> 私はどこか違うという感覚
なるほど。何も違わないのですね。私は預言者さまで預言者さまは私。
私はまさに「どこか違う」という感覚に取り付かれているところがあって、時々困ることがあります。そうですね。同じなのですね。こちょこちょ。
_ 儚い預言者 ― 2009年09月07日 16時41分18秒
ダビンチ・コードがありましたが、というか引き寄せの法則の類。
いままで隠されてきた真実が、ようやくというより、それぞれ一人一人にその素地を受け入れる方向へとなってきているようです。
それは何か。この宇宙は一つのもので、誰一人分離していない、神の愛の表現だということ。
要するに不可能はない。どんなことも自由で、どのような創造も可能であること。
私はそれだと言うとき、それなのです。
神の名は、I AM THAT,I AM です。
これが究極の引き寄せの法則であり、運命との邂逅です。
それが確信へと引き戻されるとき、人は時空の旅人になって、
愛と喜びを表現する永遠のいのちになるでしょう。
宇宙は呼吸する
永遠との遊離と回帰を図りながら
それは大いなるいのちのダンス
思考は顕現され
感情は波になり
その体はスリリングに
宇宙と戯れる
私はいのち
そして祈り
あなたは私
私はあなた
いつもどこでも同じいのちの違う喜びに興ずる
踊ろういつも
喜びに溢れようどこにいても
そのとき
神は存在のすべてを知る
あなたなしには
わたしなしには
神は存在を知らない
愛が滞りなく永遠の流れに
光を遮ることなく永遠のいのちに
喜びは愛、そして宇宙の願い
愛は喜び、そして神の願い
いままで隠されてきた真実が、ようやくというより、それぞれ一人一人にその素地を受け入れる方向へとなってきているようです。
それは何か。この宇宙は一つのもので、誰一人分離していない、神の愛の表現だということ。
要するに不可能はない。どんなことも自由で、どのような創造も可能であること。
私はそれだと言うとき、それなのです。
神の名は、I AM THAT,I AM です。
これが究極の引き寄せの法則であり、運命との邂逅です。
それが確信へと引き戻されるとき、人は時空の旅人になって、
愛と喜びを表現する永遠のいのちになるでしょう。
宇宙は呼吸する
永遠との遊離と回帰を図りながら
それは大いなるいのちのダンス
思考は顕現され
感情は波になり
その体はスリリングに
宇宙と戯れる
私はいのち
そして祈り
あなたは私
私はあなた
いつもどこでも同じいのちの違う喜びに興ずる
踊ろういつも
喜びに溢れようどこにいても
そのとき
神は存在のすべてを知る
あなたなしには
わたしなしには
神は存在を知らない
愛が滞りなく永遠の流れに
光を遮ることなく永遠のいのちに
喜びは愛、そして宇宙の願い
愛は喜び、そして神の願い
_ ぎんなん ― 2009年09月08日 17時52分06秒
預言者さま、
うわお。言葉が降り注ぐイメージです(汗)
正直言うと、もし頭で理解できたとしても感覚的に掴めないんですね、多分。なのでびしょぬれになりつつ、いつか何処かで読み返そうとメモメモとっております。
うわお。言葉が降り注ぐイメージです(汗)
正直言うと、もし頭で理解できたとしても感覚的に掴めないんですね、多分。なのでびしょぬれになりつつ、いつか何処かで読み返そうとメモメモとっております。
_ 儚い預言者 ― 2009年09月09日 10時14分25秒
そのままでOKです。あなたはあなたのままで。最初から成功しているのに、何を変えるのでしょう。
現実創造を上手になりすぎて、現実の被害者に陥っている。余りに上手く創りすぎたので、今ではその仕組みが人間の本来であるというか、生きる全てだと誤謬している。
でも愛は何も変わらない。そして今もあなたに顕現している、疑いなく。
この二重性に気づくとき、普遍と制限の狭間で、いえ両軸で生きることこそ、いのちのダイナニズムと光悦に包まれるでしょう。
そう、あなたはそのままで宇宙であり、いのちの、神の信認を得た唯一の証人です。
全てを含むとは、其々に分極しなければ何を含むとも分かりません。そのいのちのムーブメントが、いま明かされたのです。神の息。
I AM THAT,I AM
現実創造を上手になりすぎて、現実の被害者に陥っている。余りに上手く創りすぎたので、今ではその仕組みが人間の本来であるというか、生きる全てだと誤謬している。
でも愛は何も変わらない。そして今もあなたに顕現している、疑いなく。
この二重性に気づくとき、普遍と制限の狭間で、いえ両軸で生きることこそ、いのちのダイナニズムと光悦に包まれるでしょう。
そう、あなたはそのままで宇宙であり、いのちの、神の信認を得た唯一の証人です。
全てを含むとは、其々に分極しなければ何を含むとも分かりません。そのいのちのムーブメントが、いま明かされたのです。神の息。
I AM THAT,I AM
_ ぎんなん ― 2009年09月10日 01時23分55秒
預言者さま、
うむむむむむ、と唸りつつ、両軸で生きるのですね。
そのままで良いと言われれば本当にそのままでのほほんとするのが私です。褒められると伸びない質です(笑)
うむむむむむ、と唸りつつ、両軸で生きるのですね。
そのままで良いと言われれば本当にそのままでのほほんとするのが私です。褒められると伸びない質です(笑)
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しかも、配置換えなんかあると、前の部署の人の名前なんか
すぐに忘れちゃうんです。
薄情なんですね。
でも、声や顔は覚えてます。
覚えてても、名前が出てこないので、声をかけられませんけども(笑)