ご報告2007年08月04日 09時38分40秒

昨日、ナミちゃんが無事羽化したそうです。

台風が来た為、外に出していた蛹をとりあえず家の中に戻した翌日の朝。
私は出社していて、ラジオ体操が休みだった娘は寝ていて、勿論旦那も寝ていて、誰も居なかった部屋の中でどうやらナミちゃんは羽化したらしい。
旦那が起きてきた頃には、ナミちゃん部屋の中を飛んでいたのだそうで(^_^;

無事外に飛んでいったそうです。
蛹化してだいたい10日。普通の蛹と同じように羽化してくれたようです。
良かった良かった(泣)

抜け殻がまだカーテンにくっついています。
ミカンの木は元気に若葉を出し始めています。

取り急ぎお知らせ(溶けながら)2007年08月17日 20時57分04秒

 突然ですが、「文章塾飲み会チャット」を移転しました。

  http://akito.sakura.ne.jp/chat/wtalk.cgi

 最近は細々とやっておりますが、よろしければ溶けながらおいで下さい。
 既にスライムとなったマダムがお待ちしております。

夏休みプチ旅行(1) 灼熱の関西紀行2007年08月24日 19時24分43秒


<中年でも買える青春>

 8月10日。
 仕事を半ば放り出し、あたふたと準備をして夜、夜行快速「ムーンライト九州」に乗り込んだ。
 新大阪まで夜通し走る臨時の夜行列車だ。寝台ではなく、かなり深くリクライニングする普通座席で一夜を過ごす。
 一応それを説明して娘に許可は取ったが、まだ10年ちょいしか人生経験の無い娘に「普通座席で一夜を過ごすキツさ」がわかるはずは無く、娘はわくわくしているのだった。


<しらじら>

 11日朝、
 リクライニングは深ければいいというのものじゃない事を私は学習した。どんなに上半身が水平に近くなろうと、いや、逆に水平になる程、足が落っこちている為腰への負担が半端じゃない。
「よく寝れなかったー」
 娘は横でぼんやりしている。

 午前7時前に新大阪駅に到着。
 構内の神戸屋で朝食を買い、駅前のネットカフェに向かう。朝食・着替え・次の日の電車の予約をここでやろうという魂胆である。
 実は、娘には「大阪=ネットカフェ」という刷り込みがある。以前友人の結婚パーティーで大阪に来た際、当てにしていた宿に泊まれない事が発覚して急遽通りすがりのネットカフェに飛び込んでホテルを取った。その際に、最新機種のPCが触り放題だった事に娘が狂喜乱舞してしまったのだ。
 なかなかPCの前を離れない娘の気が済むのを待って、京都に出発。

 お昼は蝶子さん、ろくこさんとランチ。
 そして午後3時くらいから、預言者さまと会うことになっている。

 たぶん午前中は余裕があるだろうと踏んで、娘と金閣寺にいく約束をしていた。娘でも金閣寺は社会で習ったらしい。教科書に載っているらしい。
 だがしかし、ネットカフェで時間を食い、乗った電車が気付けば鈍行で、着いてみれば時間に余裕は無い。
「ばたばたになると思うけど、どうしても金閣寺行く?」
「行く」
 ええい、強行軍だ。急げ。


<京都らしいバスの中の風景>

 京都は暑かった。
 金閣寺はやはり観光客が多い。





 暑い。
 とにかく暑い。
 ふと気づけば、まわりに日本人がいない。日本人だと思っていたらいきなり中国語を喋り始めてびっくりする事数度。
 順路に沿って進んでいくようになっていて、逆走は許されていない。日本語でない声に囲まれて流されるように順路を進む事しばし。
 やっと外に出て時計を見ると「やば! 間に合わない」

 10分ほど遅刻した私が地下鉄の駅から出ると、道の向こうでろくこさんが手を振っていた。

 待ち合わせよりかなり前から炎天下で待ってて下さったろくこさん、
 忙しい仕事の合間を縫って自転車で駆けつけて下さった蝶子さん、
 ものすごく忙しい二人に無理に時間を作ってもらってのランチである。この時間を作る為にかなり無理をしてくださったと思う。でも二人ともそんな素振りも見せず、笑顔で再会を喜んでくれた。
 ありがとうありがとう。私も会えて本当に嬉しい。
 女三人、とりとめも無い話であっという間に時間は過ぎた。

 この後も仕事がある蝶子さん、自宅に帰るろくこさんと別れて京都駅から大阪へ。



 預言者さまとの待ち合わせ場所はJR大阪駅。
 大阪駅って、何処で待ったらいいのっ。何処に何があるとかそういう構造も全くわからない。私たちの方が早く着きそうだし、なるべくわかりやすくて時間も潰せるホテルとか喫茶店とかがいいはずだ。
 去年、例の結婚パーティーの友人と駅構内のホテルの喫茶店でお茶した事を思い出す。ええと、確か、そうそう。

「えっと、今ホテル○○の、カフェレストラン△△でお茶してます」
「え、何処のホテル?」
「あの、駅の構内の」
「ああ構内ね。名前、なんやったっけ?」
「……私のですか?」
「ホテルの!(笑)」

 なんだかんだと電話のやり取りをしつつ、やっと会えたときには双方思わず笑い出してしまった。
 預言者さまはよく笑う、明るくて素敵なおじさまだった。

 しばらくは他愛も無い話をしていたと思う。
 初対面である。横に(ゲームをしている)娘がいるとはいえほぼ二人きりだ。当然のごとくあまり喋れない私に気を使ってか、どんどん話を広げていく預言者さま。
 ……気がつくと、話の内容が完全に「預言者さま」だった。お、お、おおおおおと密かに感激する私。目の前にいるのは、確かに確かに預言者さまなのだ。

 預言者さまと私。
 どちらも「文章塾(ブログ版)に1回目から参加して、それ以来ずっと参加している」のだが、投稿し始めたきっかけも同じである事が話していて判明した。

「アサヒネットからのメールを見て、賞金の5万円に目が眩んで……」

 もし賞金が無かったら、まず出会う事は無かったふたりである。
 偉大なり、5万円。


<夕日の大阪城>

 レストランを出て、預言者さまの案内で大阪城へ向かった。
 大阪城、小学校の時の修学旅行と、多分会社の研修で住んでいたときも行ったと思うが、最近改装したそうだ。大阪城は実に見覚えの無い姿になっていた。

 展望台に登り一通り城の中を見学をした後、お城の前の広場で休憩。
 広場に風が吹き抜ける。預言者さまは気持ち良さそうに煙草を吸い、娘は横でたこ焼きを食べてご機嫌。
「ここはね、マンウオッチングには最高の場所ですよ」
 私は、預言者さまがマンウオッチングをしているという事実にびっくりする(←おいおい)

 預言者さまに再び大阪駅まで送ってもらった頃、時計はちょうど午後7時を指していた。
 都合のつくぎりぎりまで付き合ってくださったのだと思う。
 ありがとうございます。
 楽しかった。

 だが、この暑さのせいだろう。夜行列車の疲れもあるかもしれない。
 気がつくと私も娘もかなりへろへろになっていた。
 薄暗く生暖かい大阪の街で夕食の店を探しながら、ふと思う。

「これで、夜mukaさんと飲むとかいうことになっていたら、娘がキレたかもしれんなあ……」

 つづくっ!